昨日は、プーアル茶の研究・製造に長年携わり、
著書も出版されている、石昆牧先生が、
遥々台湾からプーアル新茶や骨董茶壺を片手に、来津されました。
（私の先生のお店へ。）
私達生徒に、2時間ほど、茶の精神などについてご教授下さいました。

科学的・宗教的見解での水の話に始まり、
茶を飲んだ時の 個々人の生体反応（東洋医学の感覚）、
茶を入れる時の 精神状態の影響、
香（沉香）の世界　etc・・・・

難しかった！（中国語は、中国語が堪能な同学が通訳して下さった。）
中国茶って、勉強を進めていく上で、
知識や実技については教わった通りに理解できるけど、
私は必ずここで理解が難しくなる。
東洋医学に基づいた考え方や感覚、表現。
「上火」って何ぞ！？
中医の知識は、中国人って誰もが身についているというか、
肌にDNAに浸み込んでいるというか、
なーんら特別なものではないことに、よくよく感心しちゃいます。
今時の若い世代の子も。
石先生は、さらに奥深くご存じのようでした。
中国の文化って、あらゆる物が深部で繋がっているんだろうなぁ、
って、数ミリの知識の私から見て、そんな気がしてくる。
面白～い。そして難しい！果てしなく、底なし・・・。
でも呼吸や、鼓動・拍動の感じ方は理解できました。
今後、茶を入れる時、意識していきたい。

香の世界のお話も、面白く、興味深かった。
先生が焚いて下さった沉香や、同じく沉香の
数珠ブレスレットの値段（1g 数千～数万元）にもビックリ！

で、予定通りなんだけど・・・、
80年代製の骨董茶壺（水平壺）を、家に連れて帰ってきてしまった。
先生の店の棚に置かれ、ずっと目と心を奪われていて、
「でもでも我慢！」 していた、切ない片想い茶壺（笑）
高級茶芸師の方が一段落ついたし、誕生日プレとか、
自分に理由つけて、「この機会に！」と、清水の舞台からダイビーング。
当面、節約生活。
でもこういう場合の節約は、楽しいものです♪