2007年から中国天津で生活
中国にいるぞー的な出来事を
綴っていきます
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まだ振り返ります。
2012年の清明節は4月4日(水)。
連休は4月1~3日。日帰りで北京へ行った。
限られた滞在時間。
「海鮮市場を歩く」「厨房道具市場で大理石のすり鉢を買う」という
両者の望みを一度に叶えてくれそうな予感がしたのが
大望路駅の南にある東郊総合卸市場(農貿市場)。
駅を出て橋の西側。突如現われた、街にそぐわぬカラフル建物!
北欧風?東欧風?
2011年地図では東郊の蔬菜水果・花卉市場?何だろうこれ??
今回は東側に用があるので、取り敢えず西側はスルー。
この河の向こうに、東郊総合卸市場がある。
超巨大でありとあらゆる物が売られ、ここへ行けば大概の物が揃うらしい。
橋を渡り東へ入ると、早速道にずらっと並んだ平屋店舗!
車、自転車、荷車の往来も結構激しい。
携帯電話、プラスチック品、ステンレス品、日用品、服飾品、ペット等。
天津の大胡同と同じ雰囲気!ごちゃごちゃ色々売っていた。
* * * * *
【海鮮大世界】
手前の入口。
奥の入口。
水族館みたいな
ネーミング(笑
第一声、中が結構広い!建物は日本の学校の体育館みたい。
【海鮮大世界】の肉区
入ってすぐ肉売り場。
1店舗が1m四方ほどの台。
その上にぎっしり並ぶ肉。
そんな個人店がこれまたぎっしり隙間無く並ぶ。
ちょっと壮観~(人によってはエグイ)
こんな数え切れぬほど店数あって、皆どうやって店選んでるの?
【海鮮大世界】の水産区
肉の隣が海鮮売り場。
活気あるし、水槽の水もちゃんと循環させてるみたいで臭くない。
水産区は、活魚ゾーンと活魚じゃないゾーンに分かれ、
伊勢海老、色々な貝、海蟹、河蟹、
雷魚、鯰魚、石斑魚、鱸魚、桂魚、罗非、
烏江魚、嗄魚(黄腊丁)、包公魚、多宝魚、帯魚、章魚、
ウツボ、エイ、亀、スッポン、カエル等。
馴染みある物から普段あまり見ない物まで。
活魚区画は見て歩くだけでかなり面白い!中国語魚図鑑やっぱ必要だな。
こちら亀。
たかが亀。
されど亀。
喰うための亀。
色んな亀。
買っている人は
見なかったけど。
捌いてもくれる。
1匹 落ちてるよ~
クーラーBOXと
保冷剤
持ってくるんだった!
活きていない方のゾーン。
死んでると一気にテンション下がるなぁ。安いけどさ。
客の活きのよさも、活魚ゾーンの勝ちだな!
でもエイなんかもいて、色んな発見がある。
魚の頭や唇は、中国では列記とした人気食材の1つ。
なもんで、頭だけとか、唇(魚嘴)だけとか、も有り。
タケノコの水煮、キノコ、クラゲ等の区画。
中国菜市場における
タケノコ水煮の
ポジションが
常々気になって
仕方がない我が家。
ここでもやはり
蔬菜扱いではない!
【海鮮大世界】の蔬菜区
写真無いけど、調味料・スパイスの区画もこれに続いた。
隣の薄暗い建物には、ハムやソーセージなど加工食品の区画も有った。
* * * * *
【厨具世界】
さらに奥の建物は、厨房道具やホテル用品の卸。2階建て。
アハハ!かなりしつっこい看板の「厨具」文字。
この厨具世界は隈なく見、隈なく訊いて歩いた。大理石のすり鉢を。
だが白っぽいのばかり。
あれ?
天津でよく見る物と形も違う!
すり鉢は天津で地道に
探すことにした。
【食品交易中心】
記憶が怪しいがここは、
白酒、黄酒、ワイン、洋酒、煙草、乾き物の食べ物等だったはず。
中国ならではの薄暗い建物の各店に、沢山のワインが並んでいるのを見ると、
「ここのこれ、全部本物なのかなぁ・・・・」
なーんて一抹の不安が頭をよぎります。
まだ振り返ります。
2012年の清明節は4月4日(水)。
連休は4月1~3日。日帰りで北京へ行った。
「西徳順爆肚王」の昼食で満腹になったので、
すぐ南に広がる地壇公園(di4tan2)をぶらついた。
入った門はちょうどミニ遊園地になっている辺り。
水上で上下し
旋回するマシーンに
乗って、水に浮かぶ
ボールを網ですくい
バスケのゴールみたいな
所を目掛けて投げる。
子供が掬う掬う。
これは何?
回転椅子?付き添い用成人席に挟まれた、中央の子供席。
西洋人形が怖すぎるよ~・・・
象・・・?
象の色が斬新!
これは・・・
真近で観察していると
かなりヒヤヒヤ!
ロープ状の鎖が
切れたりしません
ように~
とか思っちゃう。
連休のこの日は
園内各所で
伝統工芸品販売と
服装節
をやっていた。
すごい賑わいだ~
Tシャツ5元とか、
確かに激安多し!
工芸品のところで
売っていた今風の
お面。
干支っぽいのと
何かのキャラっ
ぽいの色々MIX。
遊園地とか安売りとかに目を奪われていたら、あれ?
鐘楼や公園っぽい所をあまり見ぬままに、もう出口。
面白かったから、ま いいか。
2012年の清明節は4月4日(水)。
連休は4月1~3日。日帰りで北京へ行った。
それ程遠く離れていない天津なのに、
「美味しいなぁ、北京で食べたのと同じだなぁ」
と思える北京料理に、私はまだ巡り合っていない。
なので北京で食事となれば、我が家は北京料理を一食はセレクト。
今回の目的「爆肚を食べる」「麻豆腐を食べる」は一度で済むね!
今回って言うか、最近はこればっかりのような(笑
広~い北京。さーて どこへ行くか。
北京の飲食店情報で参考にさせて頂いているブログの一つが、
『おおたまの「内モンゴル、時々北京的生活雑記』さん。
ブログ等はほぼ読まない夫が、たまに何か熱心に楽しそうに
読んでいるなあと思うと、まずこちら。好みが似ているらしい。
色々な面で「この人スゴイ!」と感じるブログです。
こちらで紹介されている「西徳順爆肚王」を目指した。
* * * * *
スケート場や公園があるのどかな通りにあった。
到着が13時半。店内は既に食べ終わった状態のお客が数組。
14時で昼は閉まるっぽかったけど、快く招き入れてくれた。
通された席に座りメニューを見ていると、店主
「日本人?珍しいね。こちらの方も日本人だよ。」
と隣のテーブルのお客さんを紹介してくれた。
様子から推測するに、北京にお住まいの方でしょう。
この店の美味しい物を教えてくれました。感謝!
待ってました!
牛肚仁(du3ren2 ミノ)と羊百葉(bai3ye4 センマイ)。
写真は羊百葉。
牛肚仁は次の写真で。
実は真の目的は羊肚仁だったのだが、売切れ。残念。
茹でられたモツをこの絶妙なゴマダレで食べる。
旨い旨い。やっぱり北京は違いますなぁ。北京羨ましいなぁ。
「北京に住んでたら仕事帰りにこういう店寄って1杯やる。いいなぁ」
叶わぬ想いを呟く(嘆く?)夫。いやいやいや、尿酸値危いぞ~
百葉も美味しいけど、
肚仁って何でこんなに美味しいんでしょうね!
待ってました!麻豆腐(写真手前)。
写真
右奥が牛肚仁。
左奥は木耳。
「海碗居」の麻豆腐よりも酸味が強めに感じた。
酸っぱい物苦手な私は「海碗居」の麻豆腐の方が好きだけど、
ここのもやっぱり食べだすと止まらぬ不思議。
そして、隣席の方お勧めで注文してみた、棗のお菓子。
ものすごいボリューム!どうりで「ちょっと高い?」と思ったはずだ。
でもとっても美味しかった!腹十分目だったのに食べちゃえる旨さ。
胡桃が入っていたっけ。また食べたいなぁコレ。
何皿分かテイクアウトして、冷凍保存して、チマチマ出して食べたい。
そして、今回はもう一つ大事な注文が。
実は死ぬまでに一度飲んでみたかった、
密かにずっとずーっとその機会を待っていた、
豆汁 を、ここで注文しちゃいました!
激しく不味いという噂の豆汁。
この店料理もどれも美味しいし、今の時間忙しそうじゃないし、
今なら私 頼めそうな気がしてきた!
「やめとけば」という視線を流して、勇ましく注文。
優しい店主は「豆汁?有るけど、大丈夫?飲める?」と心配してくれた。
ジャーン!豆乳ではありません。
緑豆を煮て摩り下ろして作った豆乳を乳酸発酵させた、北京の朝の飲物。
これかぁ。ジーーン。実物は本当に不味そうな色と濁り。ドキドキ。
ゴクリ。そうか、これなのかぁ。
うん、美味しくはない。でも言われる程不味くもない。
仄かに酸っぱく、豆のカスの粉っぽさが喉に残る感じ。豆乳の様な甘みは無い。
Wikipediaによると
「北京の庶民の味といわれるが、地元北京でも独特の酸味と臭いを嫌う人
が多い。朝食のひとつとして、焦圏や辣絲などとともに食べられることが
多かったが、現在ではこれを出す店を見つけるのも一苦労するほど
消費は減っている。」そうだが、写真の通り
焦圏(リング状の油条)も辣絲(ちょっと辛い漬物)も付いてきた。
焦圏と一緒だと飲みやすかった。
そして意地もあり飲み干そうと頑張ったが、不味くないとは言いながらも、
量もあって結局飲み干すことは出来なかった。ゴメンナサーイ。
飲んでみた私にとっての豆汁は
「美味しいからじゃなくて、身体に良いから飲んでいるって感じ」の飲物。
後に北京人の友人に聞いたが、彼女はあまり好きではないらしい。
営業時間をすっかり過ぎた後の店内。清潔感がある店でした。
何より店主のご主人が非常に穏やかで好印象。こういう店が行きつけにできたら幸せです。
【場所】
北京市东城区和平里中街29号 地壇公園の北側の道。
TEL 010-64200162
営業時間 昼11~14時・夜17~21時らしい
振り返っていいですか?
2012年の清明節は4月4日(水)。
連休は4月1~3日。日帰りで北京へ行った。
夫の希望「爆肚を食べる」「海鮮市場を歩く」「中関村(電気街)に行く」。
私の希望「麻豆腐を食べる」「厨房道具市場で大理石のすり鉢を買う」。
半日でどこまで制覇できるか!
* * * * *
連休初日の天津駅切符売場は、案の定長蛇の列。
買えた切符は、一等車でも2時間後(10時45分)の発車。あちゃ~
またやってしまった・・・
急に気温が下がり凍てつくような強風が吹く寒い日だったので、
駅近くの目新しい小奇麗なファースト丼ぶり店で凌いだ。
* * * * *
北京南駅に着いたら一気に中関村へ移動。初です。
さすがは中国のシリコンバレー!
地下鉄の電光広告とか、他の駅よりお金掛けてますって感じだぁ。
目に明かりが眩しい~
さすがに天津の電脳街(鞍山西道)よりビル数も店舗数も多かったので、
入ったのは「鼎好電子商城」というビルだけ。
中は中国では至って一般的な電機城で、
真偽の判断が容易な物、際どい物、高級品、消耗品、部品、
そんな物を売る各小売店がぎゅぎゅっと密集。
値段の地域差は、生憎私には分からず。
ここで私が心を奪われたのは、最新の電機製品ではなく、
5階のフードコート!
あ、
写ってる人が
ピースしてた(笑
レストラン街の奥の大きな一角を占めるそのフードコートは、
中国各地方のチープ&ローカルフードが一堂に会していて、
さながら地方B級グルメ大衆食堂フェスティバルのような賑わい。
連休だしね。(写真は人が少ない所を撮った。)
よだれを垂らしながら見て周って、
でも今回は別で行きたい店があるため、ここはグッと我慢で引き揚げ。
北京駐在妻を主な対象に、3日間連続を1回として、
年2回 北京で開催されているそうです。
噂には聞いていたこの教室へ、今回参加予定だった友人のご都合により、
月曜に1日だけ参加させてもらいました♪
ワーーイ とても嬉しい!(≧ ≦)
6:50 家出発。超超濃霧。タクシーつかまらず慌ててバスで。
7:50 天津駅 到着 8:10 新幹線 発車
8:40 北京南駅 到着 9:30過ぎ 教室 到着 遠い~眠い~
* * * * *
天津から教室まで私を連れて行ってくれた友人を始め、
既に長年ウーウェン先生の教室に通っていらっしゃる方が
沢山いらしていました。皆さん勉強熱心。
先生はきっと生徒が揃ってからジャジャーンと登場されるんだ、
と思ったら、生徒さんを入口でフレンドリーにお出迎え。
料理本の写真でしかウーウェン先生を知らなかったので、
ご本人を目の前にした時は、「ホンモノ~!」と興奮してしまいました。
あわよくば顔を覚えてもらいたや~ なんて妙な下心が出てきたためか、
緊張して妙な日本語の挨拶になってしまった。トホホ・・・
北京料理に対する想い、料理教室に込める気持ち。
そして日本での出来事や日常の事など、熱く表情豊かに語られた先生。
その話も、様子も、笑顔も、また素敵です!
料理本だけでなく、先生自身のファンになりました。
* * * * *
では料理の話を。参加したのは小麦粉を学ぶコース。月曜のメニューは
★ 萝卜丝餅(大根とベーコンのおやきっぽい物)
★ 豆沙酥餅(あんこのおやきっぽい物)
★ 芥菜三丁(蓮根・セロリ・金柑・白木耳のマスタード合え)
★ 海味白菜羹(白菜と干蝦のトロトロスープ)
実際にトライしたのは、
萝卜丝餅と豆沙酥餅の皮。
同じ皮です。
小麦粉とショートニング、
それと水を使ったけど、
いわゆる酥餅ってやつは、
こうやっていたんだ?!
焼き上がりは生地が
ちゃんと層になってます!
出来上がり~。
ウマイ!
どれも箸とまらん!
これは、家でも食べたい。
酥餅は色んな餡も試したいな♪
料理本でもそうだけど、
先生の所は、
お皿も素敵な物ばかりで。
骨董市などで見るような
私好みの皿がズラリ。
ホタル焼きも。。。
あ~ こんなに沢山~
欲しい・・・
料理と共に供されたお茶は、正山小種(ラプサンスーチョン)。
私この紅茶とても好きなんですが、こうして食事と共に飲むのは初めて。
甘みよりも燻した香の特徴が抜きん出ているからか、料理にも合う!
驚き~
先生の本も新たに1冊そこで購入。
『中国調味料&スパイスのおいしい使い方』
そう! 腐乳とか花椒の色んな使い方、知りたかったんだ!
写真の左2冊は自宅から持参した本。先生にサインを頂きました。
ツーショット写真も撮って下さいました。
オリジナルのチャイナ服風エプロン(黒)も
すごく素敵だったので1着購入しちゃった。
これが似合うような奥様になれるかなぁ。
それにはまず、今回の料理を自宅で再現から!
帰り自宅にもたもたして一番最後に教室を出ることになったのですが、
(落ち着いた奥様を装いたかったけど、無理でした・・・)
先生と、先生の元で助手さんされてる方(?)が、
私が玄関で靴を履いている間も色々話しかけて下さり、
帰りはドア開けてずっと見送りして下さいました。感激。。。
最後まで心温まるクッキング教室でした。
次回(半年後)予約したので、生活の中で、楽しみがまた一つ。
急な寒さ(7ー12℃)、強く冷たい北風(4ー5級)と小雨で、
寒さ対策万全でも、堪らず貧乏揺すりしてしまう程の日でした。
こんな1人の自由時間は、
かなり自分趣味(どっぷり中国)に走るけれど、天気悪いし、
ホテルから近いIKEAへコップ買いに行こうと思い立った。
9時に三元橋駅前からタクシーで、13元+2元、8分。
着いたらまさかの開店前・・・(開店は9時半キッカリ)
でも逆に買物客が少なく、開店後スムーズに、ストレス無くIKEAを満喫♪
その後急いでホテルに戻り、11時半チェックアウト。
以降は、キャリーバッグを転がしながらの北京歩きです。
こうなると中国ではトイレが不安の種。駅に預けロッカーとか無いしなぁ。
* * * * *
何処でランチをとるか迷った末、
前日「海碗居」すぐ近くで覗いた、
非常に私のツボに嵌まった内装の店に行ってみることにした。
だって今回行かなかったら、一生行かない可能性 95%!位。
山西 刀削面の「面香(八方面香)」
入口左のガラス一面
巨大な切り絵(剪紙)!
店内に飾られた
馬や虎の人形。
清潔そうな店内。フロアーだけでなく厨房の所にも切り絵。
入店は12時だったのに、既に満席でした。
お客は近所で働いている風の人が殆ど。4人だったり1人だったり。
私のキャリーバッグを見た店員さんは、
入口横、やや特別感のある席へすぐに案内してくれた。
その席だけ、重厚な中国家具テーブル・椅子。
そして正に、外から見えていた巨大切り絵の横! キャー 嬉しい~!
着席したら卓上には
「老年人餐卓 祝您用餐愉快 感謝您的到来」の立て札。
でもこの席、冬はちと寒い・・・
写真入りメニューも綺麗清潔。品数も多い。
メニューが書かれた紙に数を書く注文方法。そして代金先払い。
上の写真奥から、
醤香豚肉面(小)10元。もっちり刀削面。八角風味の醤油煮込み味。
烫菠菜根 5元。茹でたほうれん草の根っこ!醤油味。
晋南羊肉炖豆腐 22元。羊肉と木綿豆腐の温か煮込みスープ。
「晋」は山西省の略称なので、晋南とは山西南部のこと。
どれも普通に美味しく、特に豆腐は優しくて気に入った。
刀削面は小サイズなのに結構なボリューム。
空腹女1人でこの3品は、晋南羊肉炖豆腐を最後少し残して満腹!
* * * * *
”荷物有り1人外出”の不安要素であるトイレも、
親切な店員さんにキャリーバッグを見ていて欲しいとお願いしてみたら
快諾してくれ、私がトイレから戻るまで、本当に周囲を見張るような立ち方で
忙しい中バッグを守ってくれました。感謝感謝です。
この席じゃなかったら無理なお願いだったかも。
* * * * *
こうして調子に乗った私、
少々恥ずかしい伺いを店員さんにしてしまいました。。。
このお皿・・・
切り絵っぽくて
可愛らしいと思いません?
← 見えてくるまで
ガンバッテ食べた。
「あの~ 店長さんに訊いてくれますか?
私このお皿が好きなんだけど、売ってくれますか?」
あ~ 今思い出しても恥ずかしい。。。
もちろん訊く前に30分くらい葛藤と躊躇は有ったんだけど、
旅の恥は掻き捨てダ!と、都合良く開き直った。
うっかり気が強そうな女性に声を掛けてしまったので、
ハ?変な外国人・・・って反応されるだろうなぁと覚悟していたら、
「ハハハ この皿が気に入ったの?」と数人寄って来て、
珍しそうに笑っていました。
結局売ってもらえなかったけど。当然ながら。
店を出た後に、外から。気づいたら、さっきの店員さんが、
ガラス向こうでまた笑って見送ってくれていた。
チェーン店だし わざわざ行くタイプの店ではないけれど、
寒い日にとても温かい気持ちで店を後にすることができました。
【八方面香(牡丹園店)】
地下鉄10号線牡丹園駅A出口を出て1~2分西に歩き、
1つ目の交差点の翠微大厦で北へ右折。
右手の広い駐車場横(上写真: 〇の所)
TEL: 010-82026388
* * * * *
その後は馬連道茶城へ行くのに、荷物があるからバスを選択。
バスを長いこと待って、長いこと乗って、乗換えのために終点 北京西駅へ。
想像以上の
巨大ターミナル、
巨大ロータリー、
人の数に驚いた!
慌てて予定を変更し、タクシー乗り場を探すも分かり難い。
結局予定通りの対向車線バス乗り場まで、
徒歩で30分近くかかってしまった。
茶城に着いた頃は、既に15時半。
その後、新幹線・天津タクシーの混雑に遭い、天津自宅に着いたのは20時半。
やー 疲れた。
今回は、地下鉄10号線牡丹園駅の 牡丹園店。
位置としては、鼓楼より北、オリンピック鳥の巣より南。
観光ではまず降りない駅。
宿泊したホテルが10号線だったため、この店舗を選んだ。
★「海碗居」松榆里店(2010年10月)の記事 → こちら
海碗居は、やっぱり旨い!
北京での羊料理の充実度、天津との差を、改めて見せつけられた。
ただ、メインの肉丁小碗干炸(ジャージャー面)は、
前回(松榆里店)より印象が薄いかも。野菜少ない?
でも夫は前回と同じく美味しいと言っていました。
前回は初の海碗居で、衝撃的だったせいだと思います。
では、一つずつ振り返ります。
注文後すぐ、
麺の茹で汁(無料)持ってきた。
これ、ラーメン丼サイズ・・・
多いぞー。
「空腹にビール」にはちょいと寒い日だったので、すぐこの汁を飲んでみた。
ああ、うん、茹で汁だ。うどんの茹で汁。
周囲を観察すると、私と同様 茶代わりとして飲む人の他、
炒醤面(ジャージャー麺)を食べ終わった丼に注いで、
その塩っ気で飲む人がいた。
* * * * *
まず、北京庶民の伝統料理 「(炒) 麻豆腐」
初めての麻豆腐。
見た目はアレだけど・・・
う、旨い!
何だ、この、後引く、
ちびちびちびちび・・・
いつまでも
突いちゃう味は!?
★ 麻豆腐(マードウフ)作り方 ★
緑豆はるさめ等を製造後の緑豆カスを発酵させ、
( → これが、これまた有名な豆汁となる。)
それを搾った後のカスが材料。
ヒツジ油で炒める。
ここに黄豆酱・セリホン(雪里蕻 xue3li3hong2)の漬物・青韭・青豆
等を加えつつ、粘り気が出て灰緑色になってきたら、
最後に熱した辣椒油をかけて出来上がり!
ポイントは羊油! 豚油より絶対的に合うらしい。
そういえば注文時に、「羊油 還是 素油?」と訊かれました。
初耳の単語だったけど、だからこそ、もちろん羊油を選択です♪
今調べると、食感が滑らかに、緑豆の臭みを抑えるのにもいいとか。
そして、発酵した緑豆汁が元なので、酸味がある料理。
私の抱いた印象 「ポン酢入りジューシーおから(羊風味)」!
4口目辺りから、じわじわと病みつきになります。
天津で麻豆腐が食べられるお店、探さないと。
* * * * *
「白水羊排」39元 水茹でした羊の骨付き肋肉。
ニンニク等が入った
黒酢醤油っぽいタレで食べる。
これ、肉は
ペラペラに痩せているし、
骨もカスカスで軽~い。
笑っちゃう程に安っぽく、
そしてガッツリ羊の味で、
やっぱり美味しかった!
これ、安っぽい感じこそが、良かったのだろうか?
今度 生肉買ってきて、家でも調理してみよう。
* * * * *
「凉拌土豆丝」千切りジャガ芋炒め黒酢味
本帰国間際の友達のたっての希望で、
砂鍋の有名な老舗店「砂锅居飯庄(本店)」へ向かいました♪
実は長くなってきた中国生活でも、砂鍋を食べるのがこれが初で、
とっても楽しみでした。
公園からタクシーで西四南大街へ移動。
改装中!
危うく見落とすところだった~!
こんなにも大きな「正常営業」アピールのお陰で、辿りつけました。
1741年創業だなんて、期待も一層膨らみます♪
1階は普通のテーブル席、2階は円卓席。
庶民的なムードの
1階を選択。
料理はグルメサイト「大众点评」の口コミ人気料理から数点、
そのまんま注文してみた。
待つこと数分。
来ました!早い! 砂鍋白肉~~~♪
・・・じゃなくて
杏仁豆腐 かい!!
まあね、もう出来てるんだもんね、杏仁豆腐。
「いきなり笑わせてくれるねー」なんて言っていたけど、
目の前に置かれると食べたくなる。。。
食前デザート☆
甘み控えめ、喉越し良くて、暑い中歩いた後にちょうど良かった。
UFOみたいな形で碗の汁に浮いている姿も個性的。5元。
そしてお次。
これだー!砂鍋白肉!
こういうのが砂鍋なんですね。
豚バラ薄切りと酸菜(白菜の漬物)が煮込んであるみたいで、
鍋のスープはとても優しくて、
お肉も脂身が気にならない程サッパリしてて、
ウマーイ!
そのままでも美味しいけど、
腐乳(発酵させた豆腐の調味料)入りの付けダレによそって食べるみたい。
付けダレ濃そうだったけど、鍋のスープを少し入れたら丁度良く、
味にメリハリも付いた感じになり、これまたウマーイでした。
砂鍋白肉(中サイズ)48元。砂鍋調料2元。
↓ 年季の入った鍋も、老舗の歴史を想わせます。
写真右は、九转肥肠(jiu3 zhuan3 fei2 chang2 ;九転肥腸)。
豚の大腸だそうです。甘辛酸っぱい感じの煮込み。
口に入れ暫くは美味しいけど、
ずっと噛んでいたらホルモンの味が出てきて、臭みを少し感じた。
大腸は元々好きだけど、この味付けは好みじゃないなぁ。
九转肥肠(小サイズ)45元。
↓ これが、また美味しかった!
干炸小丸子
(gan1zha2xiao3wan2zi)
肉団子の素揚げ。
28元。
名前やメニュー写真では、あまり心に訴えてこなかったコレですが、
食べたらとっても美味しかったので驚きました。
ビールに合います♪
全くベタっとしていないし、食感は表面がカリッとしていて、
擦った蓮根入り肉団子を揚げた様な感じ。大好き~!
ニンニク味噌か、塩胡椒を付けても美味しい。
けれど、そのままが一番好き。 やばい!食べたくなってきた~
そして思わぬヒットとなったのが、このパン。
烤馒头(焼饅頭)
1個1.5元。
友達が北京の有名ブログ「北京おいしい生活」さんでチェックした品らしく、
とても固くて重いパンながら、
小麦の素朴な味でなかなか美味しかったです。
砂鍋白肉の付けダレを付けたりしたら、尚goodでした。
【場所】以下は本店の場所。
北京市 西城区 西四南大街60号
(地下鉄4号線 西四駅と灵境胡同駅の間。)
TEL 010-6602-1126、6608-7621
そのため一度延期していた北京へのハス観遠足。
振替にした22日(金)も、当日朝まで微妙な空模様でしたが
何とか持ちそうな曇り空!!決行だー!
一緒に行く友達が本帰国間際なので、胸を撫で下ろしました。
天津駅から动车で北京南駅へ。
そこから地下鉄4号線で11駅目(2元)国家図書館駅で下車。
歩いてすぐ、目的地の紫竹院公園(東門)。
蓮、見頃だといいなぁ♪
下調べしても何処から小舟に乗れるとかが出てこなかったので、
適当に、入って右(北)の方へブラブラ歩いて回ってみた。
門を入ってすぐに中国の公園名物に 早速 遭遇。
ご婦人方がラテンなダンスを練習。
少し歩くと出てきたこの水路。
世界遺産頤和園と
この水路が繋がり、
このような船で
頤和園の南門まで
40元程で行けるらしい
蓮だー!
咲いてる 咲いてる!
よかった♪
莲蓬(蓮の花托)
美味しそう~
(以前食べた時の記事こちら)
蓮の葉が織りなす緑、
本当に美しくて、好き。
見ているだけで
体感温度が下がるな。
小屋が有ったので入ってみたら、売店でした。
中国ローカル菓子が量り売りされていて、
おばあちゃん達は色々買っていました。
ゴマ団子を
食べ歩きしたい。
中国らしかったのが、
菓子の他に、薬局、
マントウ系、
そして左のような
薬効のある食品を
粉末にしてくれる店
も有りました。
大量購入していた
おばさん。
散歩途中で買えるなら
便利だわ。
あった!
舟乗り券売所!
ここまで10分程。
乗りたい人がある程度まとまったら出発、
という雰囲気だったので、早速券を買ってすぐ下の船着き場へ。
それにしても 往きの新幹線から見た外の景色が、
霧で視界が数百mという天気だったので、
まだ降るかも・・・という不安がずっとあったけど、
この霧のお陰で、公園内はマイナスイオン(?)ミストたっぷり、
とーっても涼しく 日射しも気にならず、
何より 蓮池が一層神秘的に見えて、最高の日でした!
これよ!これ!
ここへ
来たかったのよー!!
中国人の家族連れと
同乗。
9人程で乗った。
船頭さんが櫂2本で
蓮の合間を
漕いでいきます。
優雅だ~ キレイ~ 涼しいな~ 蓮大きいな~
興奮した私は忙しなく写真を撮りまくり、
傍から見たら全く優雅じゃないけど、
気分だけは姫君。
持参した扇子すら、そんな気分を後押しです。
池の周囲には
こんな蓮の台座。
この形状!
立ってる人に対して
合掌したくなります。
濃桃色の蓮、
純白の蓮、
水連、
それぞれが
群生を作って、
場所分けされて
咲いていました。
船頭さんの間近(進行方向後ろ)に乗っていたら、
「ほら、こっち、あの白いのキレイだよ」
なんて絶好ポイントを教えてくれました。
想像以上に広い。
石橋が蓮池から
生えているようだ~
船頭さんはゆっくり漕いでいるけど、
蓮が間近すぎて写真がぶれる・・・
そして、舟から見る蓮はとても背丈が高くて、
普段の蓮池とは景色が違いました。
葉を下から見上げるくらいの感覚!
上から見るより
生命力を感じるなぁ。
乗船時間約20分。
満足でした!
天津から行くほどの満足感が得られるかと
とても不安だったけど、来てよかった☆
晴れだったら暑そうだな。
近所に住んでいる人が羨ましいなぁ。
おまけ。
園内の遊園地入口。
間抜け顔パンダ~!
そして
ミッキーとプーさん。
舟乗り場近くの土産売り場では、
琴を買えば無料で教えてくれる教室が。
外の風を受けながらお琴。いいですねぇ☆
写真上の右は、ややレトロなベビーカー。
社交ダンスの団体!
総勢50人以上いたかな。圧巻!!
ここは一体どこの舞踏会だよ~!
一人、クイッ クイッ と機敏で妖艶な腰つきで
練習に励む写真右の男性。
キレの良さに目を奪われました☆
【紫竹院公園】 2011年7月時点
地下鉄4号線「国家図書館駅」出口Dから南へ徒歩1~2分で東門。
その他、北門、西門、西南門、南門あり。
門票(入場料)なし。開門時間は 夏季6~22時、冬季6~21時。
「荷花渡船」は 7:30~20時営業。乗船料一人10元。
TEL:8841-2890
蓮が咲いている時期だけなのかどうかは分かりません。
【蓮の見頃】 これが一番の問題。
過去の様々なブログを見ると、こんな感じ。ご参考まで。
2004年8月 満開の終わり
2006年7月上旬 見頃
2009年7月下旬 満開の終わり
2009年8月上旬 少し咲いている
2011年6月下旬 少し咲いている
2011年7月23日 連日・前日の雨で花弁の乱れはあるものの
ちょうどよい頃かと思う。
蕾もまだあったので、もう暫く良さそう。
【紫竹院公園 竹荷文化节】 毎年7月末~8月末まで。
長いこと放置していましたが、相変わらず楽しくダラダラと元気に生活しています。そしてまだまだ天津駐在中。
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